統計から浮かび上がるコロナウィルスの真の恐ろしさ(4)

感染力について考えるとコロナウィルスの日本人の初感染は2020年2月8日、奈良県のバス運転手だと思う。そこを起点として今まで約3ヶ月として死者数が517人、感染者数が約1万5千人。仮にこのままのペースで進むと考えると1年で死者数が2000人、感染者数が6万人となる。しかし、先程の議論を踏まえて感染者数が政府発表の200倍いると考えると感染者数が1200万人となる。ここまで考えるとコロナウィルスの大変な特性が見えてくる。

    日本はコロナ対策として感染者の隔離に加えて、考えうるかなり有効と思われる以下のような対策を実施してきた。

2月26日  第14回新型コロナウイルス感染症対策本部で多人数が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請。

入国制限、渡航中止勧告等は、引き続き実施。

2月27日、第15回新型コロナウイルス感染症対策本部で全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで、臨時休業を行うよう要請。

4月16日、29回新型コロナウイルス感染症対策本部で4月7日に宣言した緊急事態措置を実施すべき区域を、7都府県から全都道府県に拡大。

と大雑把に言うとこういう流れだった。これだけの対策をしても日本人は1200万人前後が感染するかもしれない。これからも対策が有効であれば、この数字は下がるし、非常事態宣言を解けば必ず感染者数は増えるだろうから、感染者数は1200万よりも増えるかもしれない。季節性インフルエンザの感染者数は1000万人だ。つまりは、コロナウィルスはこれだけの対策を施してもインフルエンザと同等の感染力を持つと考えられるわけだ。

    つまり、コロナウィルスの実態は致死率はインフルエンザウィルスの2倍程度。しかし、感染力はインフルエンザウィルスとはもはや次元の違う強力さを持っている事が分かる。別の言い方をすればコロナウィルスに感染してもほとんどの人は回復する。主に被害を受けるのは高齢者や基礎疾患を持つ人だが、若者の死者も出る。しかし、莫大な数の人が感染するので、発症する人も死亡者も莫大な数になるという事だ。

   しかも、これは医療機関が正常に稼働している場合でもし、感染者が一気に増加するような事態になれば、医療崩壊が起こり、感染率も、死亡者数も跳ね上がる事になる。これを防ぐには方法は1つしかないだろう。

    つまり、様々な感染対策を施しながら、社会活動を再開し、感染者数に増加傾向が見られたら、第2次、第3次と緊急事態宣言を出していく。こうして感染者数の増加を抑えながら社会活動を営み、有効な医薬品、ワクチンが開発、治験、認証、製造、流通するのを待つという事だ。ちなみに上記の数字は全体像を掴むために大雑把に出した数字で予想の類のものではない。

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