ある物体に電磁波(光は電磁波の一種です。)が当たると熱放射、熱吸収、熱透過が起こります。
つまり
1=吸収率+反射率+透過率
となります。
キルヒホッフの法則より、吸収したエネルギーと物体が放射するエネルギーは等しいので
吸収率=放射率が成立します。
黒体について考えると反射率も透過率も”0″ですので、吸収率は”1″、すなわち放射率も”1″です。以下に様々な事物体の放射率について示します。
たとえば、光沢のある金属では、ほとんどが反射率90%以上です。したがって、反射率はρ=0.9となり、また光は透過しないので透過率τ=0です。となります。鏡面光沢金属の放射率は一般にこのように低いのです。気体による熱の反射こそが温暖化の原因と言えます。気象学者言わせたら、そんな簡単な事じゃないよと言われるでしょうが、今回はすごく単純なモデルを作る事が目標ですのでお許しください。
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