フェアトレードタウンはどのようにフェアトレードを推進出来るのか?(5)

フェアトレード· シティ推進委員会の理事の一人である石原靖也さんが、基準達成のために自身のガソリンスタンド·チェーン で販売を始めてくださったのです。現場のスタッフはフェアトレードを全く知らない若者たちが中心でしたが、オーナーが児童労働のないフェアトレードチョコレートの話をしたところ感動し、販売にとても力を入れてくれるようになったそうです。二〇一四年には「フェアトレード製品取扱店会(仮名)」を発足させることが決まりました。会は、取扱店間の連携を一つの目的とするもので、会の代表には先の石原さんに就いていただきました。ただ、加盟店を増やすにはさまざまな困難があり、正式な会の発足には至っていません。

たとえば、フェアトレド産品を一品目しか扱っていない小さなお店の場合、加盟してもらいたくても、忙しい店主にとって負担が大きすぎるといった事情があります。取扱店の中には、私たちが知らない間に取り扱いを始めた店や、逆に取り扱いをやめた店もあって、どう確実に把握していくかが課題です。

地元自治体の支持/協力 (基準6:自治体によるフェアトレードの支持と普及)

認定にあたって一番の難関は、「議会の支持」

「市長による支持表 明」だということは予測していました。二〇〇〇年に「フェアトレードくまもと」を立ち上げて活動してきた明石さんたちは、他の基準については何とかクリアできる状態になっていました。しかし、市議会がフェアトレード支持の決議を採択する」ということがどんなことか、想像がつきませんでした。2004年にイギリスを視察しましたが、フェアトレードタゥンの議会対応まで具体的に知ることができませんでした。そこで、地元の議会から支持を得るには、活動を強化し、継続することだと受け止め、とにかく何でもやっている中で次第に市議や市長の支持が得られて達成する事が出来ました。

熊本の運動の独自性

「熊本のフェアトレードタウン運動は、「やりたいからやる市民運動」という言葉がしっくりきます。

活動の参加者は、義務感からではなく、「自分がやりたいから」という自発的な意思をしっかりと持ち、それでいて気楽に楽しく参加する人が多くいます。また、漠然と何かできることがしたいという人にも、敷居は低いと思います。「来る者は拒まず、去る者は追わず」の精神でやっています。

以下に、熊本の活動で特徴的だと思うことを挙げておきます。

コンスタントにイベントを開催

「熊本では、毎年 コンスタントにイベントを開催しています。特に、フェアトレードのファッションショーは2011年に100回目を数えました。

2010年11月には、二日間にわたって「フェアトレ文化祭」を開催しました。生産者もはぼ毎年招待しています。 10年12月に県内の全大学の学生によるファッショー&座談会や、カフェはちどり五周年を記念したトークショー、インド·バングラデシュの本場カレーの食べ比べ、繁華街でのフェアトレ・ナイトなどです。

イベントの際には、国際協カや環境活動に関わる県内の他の団体とも積極的にコラボしています。

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