私としてはそこら辺に売られている無農薬野菜より特別栽培農産物の方がはるかに安心して食べることができます。特別栽培農産物についての知識はもっと広められるべきですし、特別栽培農産物はフェアトレードマークをつけることができると思います。無農薬野菜、減農薬野菜にフェアトレードマークをつけるとしたら厳しい審査基準、審査機関が必要だと思われます。
例えば中小工場の製品はフェアトレードされていないと言えると思います。日本の産業構造の強さは中小工場が支えています。中小工場の確かでレベルの高い技術がいくつも組み合わさって最終的な製品ができています。ところが中小工場が作る部品は不当に安く買い叩かれています。
例えば、中小工場に適正な支払いをしてできた自動車。これにはフェアトレードマークをつけることができると思います。
様々な食料品も工場で大量生産したものは当然安く販売できます。しかし、個人が手間ひまかけて作った食料品例えばお菓子やジャム等は添加物も少なくてきますし、人件費もよりかかっています。こういった製品は工場で大量生産された商品よりも高めの価格設定にしてフェアトレードマークをつけることができると思います。
大工場で生産された食料品に関しても、例えば原料が80%以上国内産である場合、フェアトレードマークをつけることができると思います。
貴重な伝統文化、伝統技術を伝える伝統工芸品や伝統工芸品を作る技術を流用した新しい分野の製品、例えば仏壇であったり、仏壇の漆塗りや金箔を貼る技術を用いて今様々な日用品の作成が試みられていますが、こういったものはまさにフェアトレードマークをつけるべき物でしょう。
工業製品においても、例えばパソコンを例に挙げてみると、今はどうなのか把握していませんが、東芝はかつてパソコンを制作する場合、すべて国内で部品調達をしていたと聞いています。これは厳密な議論ではありませんが東芝のパソコンは壊れにくいと言う話をよく聞きました。こういう工業製品はフェアトレードマークをつけて良いのではないでしょうか。
フェアトレードマークには無限の可能性があると私は考えます。フェアトレードマークは所得の公平化を促す作用があると考えられるのです。この可能性について考えると私はとてもワクワクします。
コメント