フェアトレードが世界を救う(1)

世界が苦しみに満ち溢れている根本原因の一つが貧困や飢餓の問題です。

人類は常に搾取する者と搾取される者に分かれてきました。王族、貴族と平民、資本家と労働者、宗主国と植民地、主人と奴隷、株主、経営者とサラリーマン。

人の上に立ちたい、人より良い暮らしをしたい。人間の最も強い欲望であると言われる名誉欲と自己中心性が搾取する者と搾取される者を生み出し、世の中の苦しみを生み出しています。

努力した者が正当な報酬を得るという所までは正しいのです。いつの時代も、人が努力した以上に他の人から収奪するシステムを作り出し、その者達が支配者となってきた事が問題です。

正当な報酬以上の物を吸い上げている者達こそこの世の悪の元凶です。今こそ、こうしたしっかりとした価値観、倫理感に基づいて社会が普通の人々によって監視されるべきであり、不当に社員から搾取している会社は労働分配率を高める社会的圧力を受けるべきなのです。

このように人類がその歴史の中で決して解決することができなかったこの課題を解決する可能性が出てきました。それがSDGsであり、その中に含まれるフェアトレード、エシカル消費の概念です。これから数回特集としてフェアトレードに取り組んでいる、フェアトレードタウンについて特集したいと思います。私もフェアトレードタウンについての知識は持ち合わせていないので、フェアトレードタウンがどのようにフェアトレードやエシカル消費に結びついていくのかイメージができません。

そこでまずはフェアトレードタウンについて学ぶために、私がこの日本フェアトレードフォーラムの渡辺龍也さんが書いたフェアトレードタウン〜誰も置き去りにしない構成と共生のまちづくりから私が重要だと思った部分を引用をしてみたいと思います。

「まちぐるみ」でフェアトレードを広げるという斬新な試みは、マスコミの注目を集めるとともに、地元選出の国会議員や国際開発省からも賞賛と支持を獲得しました。運動は、国際開発省の次官が予言したとおり「嫁原の火」のごとくイギリス全土に燃え広がり、さらには海を越えて大陸ヨーロッパ、そしてアメリカ、オーストラリア、日本へと広がっていきました。

コメント