ESD、SDGsの達成度を測る指標〜GDP(国民総生産)からGPI(本当の成長の指標)、GNH (国民総幸福)へ(7)

メディケアと社会保障は現在、マイナスのキャッシュフローにあります。つまり、議会は約束された給付金を支払うために追加の現金を提供する必要があります。そしてそれは悪化する一方です。いわゆる「信託基金」は遅かれ早かれ枯渇するでしょう。日本でも年金で同じ問題が起こっており、年金の制度を付加方式から積立方式に切り替えようと言う議論が盛んになっています。アメリカの昨年の年次受託者報告によると、2034年に社会保障が埋蔵量を使い尽くし、2026年にメディケアの入院部分が枯渇すると推定されています。つまり社会保障もメディケアも破綻すると言うことです。

政治家が社会保障やメディケア信託基金について話すときはいつでも、彼らは非常に無知か嘘をついています。さらに悪いことに、信託基金がいつ尽きるかの見積もりは多くの仮定に依存します。それらのほとんどはあまりにも楽観的です。

社会保障庁はそれが今後75年間で13.2兆ドルの未積立責任を負っていると言います。それは、支払い額から歳入を引いたものです。

メディケアの予測にはさらに多くの仮定が必要ですが、「公式な」仮定により、メディケアの75年間の未払債務は37兆ドルになります。私たち全員がより健康になり、医療費が下がれば、それは少しは下がるかもしれません。

Larry Kotlikoff教授は、未積立負債は210兆ドル近くになると推定しています。これは、50兆ドルの公式見通しからはかけ離れたものです。

したがって、最低でも、社会保障とメディケアは、22.2兆ドル(および増加している)の予算上の連邦債務に加えて、少なくともさらに50兆ドルの債務があると考えられます。そして、さらに恐ろしい事実があります。

昨年、議会予算局(CBO)は2018年長期予算見通しを発表しました。社会保障およびメディケアの受託者と同様に、CBOは仮定をしているので、その見積もりに懐疑的です。連邦政府の支出は連邦政府の歳出よりもはるかに速く成長するとCBOは考えているため、2048年までにGDPの200%がGDPの200%になると予想されています。

CBOの数字は、2041年までに、社会保障、医療費、および利子の支払いがすべての連邦税収を消費することを示しています。政府が他にすることすべて(防衛を含む)はより多くの借金をすることを要求するでしょう。その予測を行うには税収に関する仮定が必要ですが、それにはGDPに関する別の仮定が必要です。それは間違っているかもしれません。

しかし、そうだとすれば、CBOの予測に不況や戦争が含まれていないため、それは間違いであり、私たちの支持にはならないと思います。何年ものGDP成長率がマイナスにならずに、2048年になると言う前提で予測がなされているわけです。

それで、将来の赤字と負債についてなされるどんな見積もりでも、そしてそれらがより悪くなるであろうということを理解必要があります。

これらの出来事は遠い未来の出来事ではないのです。これらの支出予測と巨額の赤字は、2020年代に起こります。

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