SDGs12番 作る責任、使う責任〜食品廃棄ロスとどう戦えばいいのか?(1)

僕は昔から食品廃棄ロスの問題は非常にイライラしていました。日本には食料が有り余っていて、それを捨てるなんてなんて罰当たりな国なんだと勝手に思っていました。ところがちゃんと勉強してみると食品廃棄物ロスには経済の仕組みが関わっていることがわかりました。

まず日本の食品廃棄ロスの現状をざっと振り返ってみたいと思います。日本の食糧自給率は先進国の中でも一番低いことは有名です。

農林水産省の発表によれば、2017年度の日本の食料自給率は38%です。今は日本はGDP世界3位で、実感はありませんが一応お金持ちの国で、世界から食料を売ってもらうことができます。今現在、世界の人口は70億人ですが、国連の世界人口推計によると、世界の人口は2030年までに80億人を超え、2050年には98億人に達する見通しです。

日本は人口減少社会に入り、東南アジアの国々が日本と同じレベルあるいはそれ以上のレベルに経済発展します。さらに世界中で水不足が起こっています。世界の食料庫と言われるアメリカのプレーリーでは地下水を使い果たして、穀物の製造に甚大な影響をもたらしています。サウジアラビアなどもともと水の少ない国は海水を真水化して使っていましたが、その処理の際に出てくる高濃度ドレインの問題が今大きなネックになっています。それ以前に、海水を真水化してそれで農業を行うとなると莫大なコストがかかります。

地球上で人口が増えただけ食料が必要になります。食糧生産革命が起こって、食料の生産量が世界で圧倒的に増えれば良いのでしょうが今のところその気配はありません。それどころが食料を生産するために不可欠な水ですが事欠く有様です。さらに日本の国際的地位は今後低下して、世界から自由に食料を輸入することができなくなります。

なぜか世の中で食糧危機をあおってはいけないと言う論調を結構見かけるのですが、あおらないでどうすれば良いのでしょうか?この問題は全人類が英知を出し合って、協力して乗り越えていく問題なのです。そのための1番効果的な枠組みがSDGsであると私は思います。

日本国内における年間の食品廃棄量は、食料消費全体の2割にあたる約1,800万トン。

このうち、売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は500万トン~800万トンとされています。

整理しましょう。

日本の

年間食料消費量 9000万トン

年間食品廃棄量1800万トン

食品ロス             621万トン

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