私の心からの訴え!SDGsは危機に瀕している。本物のSDGsを目指そう(8)

また、日本は他の国々の化石燃料からのゆっくりだが着実な移行に追いついていません。日本は再生可能エネルギーの導入にかなり遅れている、と日本研究所の諮問スタッフの一員である足立栄一郎は言いました。水力以外の再生可能エネルギーは2014年に日本の電力のわずか6.5%を供給したのに対し、ドイツでは24.5%、英国で18.5%でした。

再生可能エネルギーはかつてはかなり費用がかかりましたが、多くの国がこれらの電源をより手頃な価格で広く普及させるために補助金を導入しました。その結果としての市場の成長は関連する材料の価格を下げました。また標準化された製造および設置手順により建設費も削減されました。再生可能エネルギーの生産が収益性の点で従来の供給源に匹敵し始めるにつれて – 政府の援助の必要性を減らして – 関心が高まり、さらにコストが下がるでしょう。

9月11日に英国政府が開催したオークションで、デンマークのDong Energyが率いるチームが、1キロワット時あたり0.057ポンド(8セント)の電力を販売する洋上風力発電所を建設する契約を獲得しました。 4月に、Dong Energyは政府の補助金を受け取らないドイツの洋上風力発電プロジェクトを授与されました – それは、適切な条件の下では再生可能エネルギープラントを補助金なしに自分でそれを作ることができるという事を示しています。 Dong Energyの風力発電の最高経営責任者であるSamuel Leupoldは、次のように述べています。

一方、日本の商社である丸紅と中国のJinkoSolarがアラブ首長国連邦に建設している大規模なソーラーファームは、パネルのコストの低下、日当たりの良い露出、プロジェクトの規模のおかげで、1キロワット時当たり2.42セントという低価格で電力を販売します。これは原子力発電所のそれに匹敵します

しかし日本では、風力発電の価格が世界の水準を60%上回り、太陽光発電は他の国の価格の2倍または3倍になります。どちらの価格も、国際エネルギー機関の調査で調べた22の主要国の中で最高です。また、日本の風力発電プロジェクトの環境アセスメントには4〜5年かかり、全体的なコストが増大します。アメリカやヨーロッパでは、国や地域がそのようなプロジェクトのために適切な場所を前もって指定しているので、そのような評価には1年もかかりません。

高い建設費と非効率的な部品配給は太陽光発電の価格に加わります。しかし、より大きな問題は政策の問題です。公益企業が設定した高い価格で再生可能エネルギーを購入することを義務付けている日本の固定価格買取制度は、多くの太陽光発電プロジェクトが10%を超える収益を得ることを保証しています。

厳しい排出防止措置が経済成長を妨げるという考えが日本では一般に認められてきていますが、事実は別の言い方をすると、アメリカとヨーロッパの経済は二酸化炭素排出量を削減したとしても拡大を続けています。 中国でさえそのグループに近づいています。 日本は、環境主義と成長を実行可能な組み合わせにするような方法で経済を構造化するために奮闘し続けています。

(日経引用終わり)

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