特殊法人、公益法人のほとんどを潰しましょう。SDGs改革〜官僚システム改革(4)


○ 知られざる官僚の待遇

質問者  タクシーは、乗り放題なのですか?

石川 枠があって、タクシー・チケットという物があるんです。

福井 省庁によって全然違うんです。 同じ省でも部署で違う。

岸 恵まれた部署では、無制限に乗れます。

福井 予算の中枢に近いほど、恵まれているんです。会計課とか局の総務課は、恵まれています。残業させられて、自腹でタクシーで帰った事も、何回もあります。

質問者 残業代が出るのですか?

福井 残業には、大体は頭打ちがあります。私の経験では、会計部局を除いては20時間で頭打ちでした。

石川 ××党の大物議員の場合、言う事を聞いて(時間外の)働きをすると、お金をくれるからね。そういう時は、全てピン札なの。

○ 国会答弁の裏側

国会答弁では、野党からの質問は『事前に官僚に通達されて』います。そして官僚は、回答用の原稿を作成し、それを総理や閣僚は読み上げている。

福井 国会の質疑は、最後(結論)は決まっているんですよ。質疑に入る時には、結果はすでに決まっています。だから、質疑応答じたいが、出来レースなんです。

石川 想定していない質問をされて、ごく稀にですが政府側が負ける事もあります。でも通常の場合、官僚が事前に質問を取りに行って、不利な質問は全部その時に消しちゃうん

です。『先生、その質問はこうです』と、役人がその場で答えちゃう。私は、これをよくやりました。

福井 本番で言われたくない事は、あらかじめ納得してもらうように心掛けます。

石川 それが、事務方の手腕になっているんです。

質問者  政治家に渡す原稿は、『漢字にルビが振ってある』と聞きますが?

福井 ルビを振れと言われた事があります。

『円滑な事業の進捗状況』と書いたら、「エンコツなジギョウのシンショウジョウキョウ」と政治家が読んじゃいまして。後から局長に思いきり叱られました。『小学生でも分かるように、漢字には全てルビを振れ』と。

岸 漢字の読めない大臣は、いっぱい居ます。

寺脇 総理大臣だって、漢字の読めない人も居るから。

石川 役所用語は、難しい漢字が多いんですよ。自由闊達とか侃々諤々とか。

質問者  そういう難しい言葉じゃないといけないのですか? 噛み砕いて書いたらダメなのですか?

岸 前例に倣って無難な答弁にするのが、メインになってますから。結局は、単語は難しいけど、文章自体は大した事は言ってないんです。

福井 揚げ足をとられない事が、非常に重要なんです。

岸 国会答弁には、決まり文句がいっぱいあります。僕も愛用していた決まり文句は、『いずれにしても』です。国会答弁の一番の原則は、『野党の質問に正面から答えないこと』なんです。すれ違い答弁とよく言われますが、揚げ足をとられないように、言質をとられないように、答弁をしていきます。相手の質問に答えにくい場合、話を変えるために、「いずれにしても、鋭意前向きにがんばってまいる所存です」と言うわけです。

○ 官僚の素顔

質問者 農水省の元官僚の人が、「経産省の人はチャラい(軽薄だ)」と言っていましたよ。

岸 それは否定しません。

石川 私みたいに生真面目な人もいますよ。

質問者  合コンなんて、するのですか?

岸 よくやりました。官僚って、合コン相手としては良くないんです。話がつまらないですから。

福井 「自分は何法の何条の条文を作ってる」とか、延々と女の子の前で喋っちゃうんです。延々と喋り続ける人が、官僚には多いです。

岸 役所の人間って、自慢したがるんです。

役人同士で昼飯を食ったって、自分の仕事を自慢してますから。

福井 官僚は、同じ課のアルバイトの女性と結婚する人が多いですよ。

岸 手が足りないと言って、非常勤のアルバイトを雇います。官僚は男ばかりですから、若くてかわいい子をアルバイトに選ぶんです。

福井 面接は、庶務係長などがします。 採用は縁故関係が多いです。

岸 自分のセクションごとに募集して採用できますから。

福井 アルバイトには公務員試験が必要ないから、どんな人でも採用できます。

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