特殊法人、公益法人のほとんどを潰しましょう。SDGs改革〜官僚システム改革(3)


私の話だけでは信じられないでしょうから、元官僚の話を引用しましょう。「TV番組・ヨソで言わんとい亭」で、テーマが『元キャリア官僚大集合』の回から抜粋します。番組に参加されている元キャリア官僚の方は、石川和男(元経産省)、岸博幸(元経産省)、福井秀夫(元国交省)、寺脇研(元文科省)の4人です。

寺脇 天下りシステムは、昭和40年くらいに完成しました。

福井 基本構造は、明治時代からです。

寺脇 田中角栄・内閣の頃には、完成していたと聞いています。

岸 終身雇用制度も、実は高度成長期にできた仕組みなんです。

寺脇 終身雇用だと、60歳まで雇わないといけない。ところが、役所の中はピラミッド構造なので、次官になれるのは1人だし、局長にも何人かです。出世できなかった人を60歳まで雇用するために、天下りシステムが確立された。

福井 民間企業だと、『同期の中で誰かが出世したら、他は辞める』なんて慣行は無いですよ。官庁はそれをするから、天下りが行われるんです。官僚組織では、出世できなかった官僚に辞めてもらって、若い官僚にポストが回るようにする慣習がある。そして、『定年まで面倒をみる』という名目で、天下り先が斡旋される。

岸 最近は変わってきましたけど、企業側も役所と良い関係になりたくて、天下れるポストを用意してきました。天下ってきたOBが頑張ってくれれば、政府予算を取ってきたり、役所に便宜を図ってくれます。はっきり言えば、『口利き』をしてくれるのです。

福井 天下りは、最終到達ポストに応じて、松竹梅とランクがあります。出世した人ほど、良い再就職先が斡旋されます。

寺脇 企業側は、能力に期待してではなく、保険として元官僚を受け入れます。だから元官僚には、『朝から夕方まで新聞を読んでる』なんて人も居ます。

福井 仕事はしてもらう必要はありません、って言われる方も居ます。

寺脇 天下りした人は、仕事は少ないから残業は無いです。

福井 新聞と週刊誌が全部、頭に入っている人も居ます。

寺脇 それで年収は1000万円以上です。

寺脇 天下りは、何回も行く人がいます。80歳くらいまで、天下りで転々としてる人も居ます。

質問者 企業を辞める際には、退職金が発生しますよね?5回も6回も、退職金をもらうパターンはありますか?

岸 イエス。 トータルでは1億円以上になります。

寺脇 それが、『渡り』といって問題になっている事です。国会で追及されたのは、それです。

岸 民間企業では、60歳を超えた人を、再雇用という形で雇っています。でも再雇用では、給料は半分くらいに下がります。『何で官僚の天下りの場合は、給料が増えるんだ!』と、普通の人々は思うわけです。

寺脇 現役時代よりも天下り先で良い待遇を受けたいと思うのが、そもそも間違っています。

質問者 官僚はプライドが高すぎるから、普通の待遇で雇われるのは無理なんじゃないですか?

寺脇 役所言葉で、『部屋・車・女』というのがあるんです。偉くなると、個室、専用の黒塗りの車、女性の秘書、が付いてきます。

辞めてから3つ共に無くなるのが、堪えられないらしいです。

○ 官僚の接待事情

福井 我々の現役時代は、接待に関して大らかでした。財務省は『THE官庁』ですから、他の官庁が財務省の予算担当を接待するのは、ごく当たり前でした。(こうして官僚が官僚を接待する事を、『官官接待』と云います)

岸 僕も昔は、大蔵省(現在の財務省)の人を頻繁に接待していました。あの頃は、そのための予算がありましたからね。今はもう厳しくなりましたが、私は週3回で料亭に行ってました。僕の上司の課長は、1年中ゴルフを週末に業界の人としていました。昔の接待は、風俗など何でもアリでした。

寺脇 今は、風俗系の接待なんてあり得ないです。昭和の時代にはありました。

質問者 接待の時には、お土産もあるんですか?

岸 お菓子の包みを渡されて、中に車代が入っていた事はありました。

寺脇 地方自治体の役人と話す時には、国から補助金が出ているので、どうしても官僚が上位になります。でも、お酒の席では上下が無くなるので、本音を聞ける事があります。

石川 接待の場じゃないと本音で語れない部分もあります。

岸 人によっては、『裸にならないと本音を言えない』って奴も居ましたからね。

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