本当のSDGsの意味〜人類を導く価値観(2)


そしてパラダイムシフトにおいては変化より深化がより重要な意味合いを持ちます。また尾畠春夫さんの例を見て行きます。

ボランティア期間中、尾畠さんが寝泊まりする軽自動車には、近隣住民とボランティア仲間が絶え間なく訪れ、冗談を言い合ったり、尾畠さんに相談ごとをしたりしては帰っていくそうです。その中には、小学校1年生の女の子・ゆうなちゃんが、母親と毎日訪れていたといいます。ゆうなちゃんは尾畠さんにお手紙をくれました。

「おばたさん さっきはあめとじゅうすとたくさん ありがとうございます うれしすぎてたべるのがもったいないです☆ おばたさんだいすき ゆうなより」

この手紙をもらった時の尾畠さんの気持ちを想像してみましょう。心の中が喜びで満たされた事でしょう。私も含めて、これほど幸福感を噛み締めて生きている人がどれほどいるでしょう。彼は思ったはずです。ボランティアしてよかったなあ。明日ももっと心を込めてボランティアをしよう。

これが価値観の深化です。もう一つ尾畠さんの話しをします。

2018年8月12日午前10時半頃から山口市周防で行方不明になっていて2歳の男の子が、15日の午前6時半頃、尾畠さんによって無事発見されました。

その時の尾畠さんのコメント

「経験から幼い子は上に登るというのはわかっていた。でも発見できたのは、私の力は20%ぐらい(しか果たしていない)。あとはお天道さまのおかげ。お天道さまはあのときも私の足元を照らして『ずっとこの道を行きなさい』と私を導いた。少し歩くと『僕、ココ!』という子どもの声が私の耳には聞こえた。本当は聞こえるわけがないはずなのに、五感を研ぎ澄ますことで、自然の風が私の耳まで届けてくれたんだな」

法律上、発見したら一回警察に預けて警察から渡すという決まりがあるらしいのですが、

「俺が見つけたら俺が家族に渡すと約束した!俺が罰せられようが大臣が来ようが俺は約束した!」

と、振り切って直接家族へ引き渡したと言います。そして彼はこう言っています。

「理稀ちゃんの顔を見せたときは、お母さんはもう声が出なかったな。あの嬉しそうな顔は、一生焼き付いて離れんだろうな」「人の命って重いから、何かお手伝いさせてもらえいたいなと思って参加した。尊い命が助かってよかった。”おいちゃん、ここ”と言った時は嬉しかった」

その目には涙が浮かんでいました。「あの嬉しそうな顔は、一生焼き付いて離れんだろうな」心からの喜び、幸福感を感じる瞬間、これが価値観の深化です。

それで価値観が深化するとどうなるかというと初めに戻るのですが、必ず、必ず、他の人に伝染します。

これが質から量の変化です。そして価値観が伝染した人には深化が始まります。これが量から質の変化です。このようにして世の中が変わります。ご理解いただけますでしょうか?価値観の変化によって必ず全ての人は幸福になれます。

では、どのような価値観を持てばいいのか?国連が様々な角度から、様々な人の意見を聞いて集約した人類が共有すべき、究極の価値観。それがSDGsなのです。

1.貧困をなくそう

2.飢餓をゼロ

3.すべての人に健康と福祉を

4.質の高い教育をみんなに

5.ジェンダー平等を実現しよう

6.安全な水とトイレを世界中に

7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに

8.働きがいも経済成長も

9.産業と技術革新の基盤をつくろう

10.人や国の不平等をなくそう

11.住み続けられるまちづくりを

12.つくる責任 つかう責任

13.気候変動に具体的な対策を

14.海の豊かさを守ろう

15.陸の豊かさも守ろう

16.平和と公正をすべての人に

17.パートナーシップで目標を達成しよう

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